「エージェントに言われるまま応募数が増えすぎて疲れた」「希望と違う求人ばかり…」── そんな“やらされ転職”にならないために、押し付けをやんわり止める言い回しと 担当変更・他社併用のやり方を、コピペOKのテンプレ付きでまとめました。
よくある悩み(共感パート)

志望は1〜2社に絞りたいのに、10社以上の面接に…正直しんどい。

内定も出たけど志望度は高くない…断るにも理由が必要と言われてモヤモヤ。

“応募の母数”を増やすのはセオリーですが、軸に合わない数撃ちは逆効果。優先順位の合意が大切です。
- 応募“数”ではなく、内定に近づく“質”と“順序”が大事
- 面接フィードバックは“事実”と“解釈”が混ざる。鵜呑みにしない
- 受けない権利・断る権利はあなたにある(スケジュールと体力も資源)
なぜ起きる?(仕組みを知る)
① KGI/KPIのズレ
エージェントは“決定数”のKPIを追うため、母数拡大が合理的。あなたのKGI(納得転職)とズレが出やすい。
② 情報の非対称
企業→エージェント→求職者の順に情報が流れるため、あなたの希望が弱まることがある。
③ “善意の過剰最適化”
「通過しやすい求人」提案が善意で過剰化し、やらされ感につながる。
“やらされ転職”を防ぐ5つのガード
- 応募上限の合意:週◯社/合計◯社まで。優先順位A>B>Cを明文化
- 意思表示の定型化:「志望度Aのみ即日可、Bは熟考、Cは見送り」
- 担当変更の活用:相性問題。別の担当と話すだけで改善することも
- 他社併用:情報の偏りを減らし、“比較基準”を得る
- 個人応募と役割分担:大手/本命は直応募、書類/日程調整はエージェントで効率化
すぐ使えるテンプレ集(コピペOK)
① 応募数・優先順位の合意
件名:応募優先順位と上限のご相談
いつもご調整ありがとうございます。
現在の応募について、今週は最大◯社までに絞りたいです。
優先順位は A(第一志望群)> B(比較検討)> C(見送り) で、
今週はAの◯社のみ進めたいと考えています。
ご確認よろしくお願いいたします。
② 担当変更(柔らかめ)
件名:ご相談(担当変更のお願い)
いつも丁寧なご対応をありがとうございます。
応募の進め方について、もう少し応募数を抑えて深掘りしたく、
可能であればスタイルの近いご担当者様に一度ご相談できれば幸いです。
ご無礼がありましたら恐縮ですが、前向きな活動のためのお願いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
③ 一次面接の辞退
件名:一次面接日程辞退のご連絡(◯◯社)
ご調整ありがとうございます。
大変恐縮ですが、志望度と現状の時間的リソースを踏まえ、
本件は辞退させていただければと存じます。
ご迷惑をおかけしますが、何卒ご理解賜りますようお願いいたします。
④ 内定辞退(角が立たない理由)
件名:内定辞退のご連絡(◯◯社)
この度は内定ご連絡をいただき、誠にありがとうございます。
慎重に検討した結果、現時点のキャリア軸(◯◯領域での専門性強化/勤務地/働き方等)に
より合致する別の選択をすることにいたしました。
貴重な機会をいただきながら申し訳ございません。重ねて御礼申し上げます。
⑤ フィードバックへの差し戻し(事実確認)
件名:面接フィードバックの追加確認(◯◯社)
フィードバック共有ありがとうございます。
改善に活かしたく、具体的な場面や言い回しが分かる範囲で、
事実ベースの情報をもう少し頂けますと幸いです。
次回以降の行動に落とし込みます。
⑥ 他社併用の宣言(角を立てない)
件名:活動方針の共有(他社サービス併用)
情報の偏りを避ける目的で他社も併用しつつ、
御社には◯◯領域の案件と書類・日程調整を主にお願いしたいです。
役割分担で効率的に進められればと考えております。
よくあるQ&A
Q. 断ると選考や紹介で不利になりますか?
A. 正当な理由と事前合意があれば問題ありません。優先順位の共有がカギ。
Q. 本命は直応募すべき?
A. 書類強い職種(企画/コーポレート等)は直応募の相性が良いケースも。
ただし日程調整や年収交渉はエージェントの交渉力が効く場面も多いです。
Q. 面接が多すぎて疲れる…
A. 週の上限を決めて合意+優先Aのみ即日対応で負担を平準化。
次の一手(情報収集と役割分担)
求人探しはエージェント、制度確認は公的機関。役割分担でブレずに最短化。
転職エージェントに無料相談(比較しながら)
ハローワークで制度・求人も確認
まとめ
- 応募“数”より“優先順位の明文化”が効く
- 相性が合わなければ担当変更+他社併用は普通
- 受けない・断る権利を握りつつ、礼節ある定型文で
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