「最初は丁寧だったのに、最近そっけない…」「面接後も連絡がない…」――そんな不安、よくあります。
この記事では、“冷たく感じる理由”と“今日からできる対処法”を、現場の運用慣行に沿ってわかりやすく解説します。

最近、担当さんが電話に出てくれないし、面接後のフォローも無いんです…。これって普通?
転職活動中(のりこ)

“よくある”ケースもありますが、放置はNG。
まずは状況を整理し、正しい打ち手を取りましょう。
まずは状況を整理し、正しい打ち手を取りましょう。
転職エージェント(なおこ)
冷たく感じる“よくある理由”
① 担当者の案件数・面談数が過密
大手ほど担当者1人あたりの求職者・案件が多く、連絡が後手になりがち。特に月末・週明けは選考ラッシュで返信が遅延しやすい傾向。
② 条件の厳しさで紹介数が停滞
「年収維持・在宅多め・残業少・業界未経験可」など制約が多いと、紹介ペースが落ち、接点も薄くなりがち。
③ 応募・面接の振り返りが不足
面接ログが共有されないと、次アクションの設計が立たず、担当者の寄り添い度も低下。双方の情報不足が冷え込みの原因に。
④ 相性・コミュニケーションのズレ
「メール中心」派と「電話派」のズレ、返信スピードの期待値差などで不信感が蓄積。ルールを明示して解消を。
ポイント:理由の多くは“悪意”ではなくプロセスと期待値のズレ。まずは仕様を整えるのが近道です。
「普通」と「NG」の線引き
状況 | 普通(許容範囲) | NG(改善要) |
---|---|---|
返信スピード | 1~2営業日以内の返信/繁忙期は遅延連絡あり | 3営業日以上の沈黙/遅延アナウンスも無し |
面接後フォロー | 当日~翌営業日に軽いヒアリング | フォロー無しが常態化/合否のみの一方通行 |
企業FB | 「不開示」でも理由カテゴリは共有 | 「不開示」の一点張りで改善示唆なし |
連絡手段 | メール中心+急ぎは電話の運用合意 | 電話不通・折り返し無しが連続 |
今日からできる正しい対処法(コピペOKのテンプレ付き)
STEP 1
ルールを“文書で”すり合わせる
返信期待値・連絡手段・進捗の基準を明文化。口頭合意のみはNG。
連絡ルールの合意テンプレを開く
件名:連絡ルールの確認(◯◯) ◯◯様 お世話になっております、◯◯です。 今後の進め方について下記で合意できると助かります。 ・通常返信:1~2営業日以内 ・急ぎ連絡:電話(不在時はSMS)→メール追送 ・進捗確認:毎週◯曜に定例で状況共有(5分) 問題なければ本メールの内容で進めさせてください。 引き続きよろしくお願いいたします。
STEP 2
志望度・軸は毎回メールで残す
「言った/言わない」を防止。企業への共有文面も添えて依頼。
志望度共有テンプレを開く
件名:【志望度共有】◯◯株式会社/一次面接後 ◯◯様 本件の志望度は「高」です。 面接を通じて下記が魅力だと感じました。 ・(例)プロダクトの社会的意義 ・(例)◯◯ポジションの裁量 ・(例)評価制度と働き方の透明性 もし可能でしたら、上記を企業様へも共有いただけますと幸いです。
STEP 3
不開示でも“改善示唆”を求める
「理由不開示」なら、次回の打ち手を引き出す質問で建設的に。
フィードバック要請テンプレを開く
件名:選考結果の受領と次回改善の相談 ◯◯様 結果ご連絡ありがとうございます。理由は不開示とのこと承知しました。 次回に向け、以下観点で改善のヒントがあればご教示ください。 ・職務要約の伝え方/深掘り対応 ・質問の質・逆質問の設計 ・スキル強調のバランス(◯◯/◯◯) 短文で構いませんので、示唆を頂けますと助かります。
STEP 4
改善が無ければ“担当変更”を依頼
感情ではなく事実で。記録が残るメールで淡々と。
担当変更依頼テンプレを開く
件名:担当変更のお願い(◯◯) ◯◯様 下記の通りコミュニケーションに課題があるため、 恐れ入りますが担当変更をご相談させてください。 ・◯/◯、◯/◯、◯/◯:メールの未返信(3営業日超) ・面接後フォローが無く、次アクション未設計 など 成果最大化のための申し出です。御社のご都合に合わせますので、何卒よろしくお願いいたします。
担当変更は“いつ・どんな基準で”決める?
- 返信が3営業日以上途絶える事象が複数回
- 面接後フォローなしが連続(当日~翌営業日に無し)
- 不開示の一点張りで改善示唆が無い
- 合意した連絡ルールが守られない
メモ:並行で他社エージェントを併用すると、比較軸ができて判断がラクになります。

志望度を低く伝えられて落とされてる…なんてこと、あります?
転職活動中(ごろう)

故意に不合格へ誘導するメリットはほぼありません。
ただし“志望度の伝達不足”は起こり得るので、メールで毎回明示が安心です。
ただし“志望度の伝達不足”は起こり得るので、メールで毎回明示が安心です。
転職エージェント(なおこ)
よくある質問
「不開示」でも得られる情報はある?
具体理由は無くても、次回の改善示唆(例:回答の深さ/事例の具体性/ロール理解)は要請可能。テンプレ(STEP3)を活用。
電話が繋がらない時の最適ルートは?
メールで要件→折返し希望の時間帯を3つ提示→期限設定(例:明日17時まで)。Slack等があれば併用。
担当変更は角が立たない?
事実ベース&成果最大化の文面なら問題ありません。法人としてのサービスなので遠慮は不要。
まとめ:不安は“仕様化”で解消できる
- “冷たさ”の多くはプロセスと期待値のズレ
- 連絡ルール・志望度・改善示唆を必ず文章で残す
- 改善しない場合は担当変更+他社併用で前進
やるべきことが明確になれば、内定までの速度は上がります。
行動すれば不安は減る。次の一歩を決めよう
比較ページで自分に合うエージェントを選び、連絡ルールを先に合意してスタート。
おすすめ転職エージェントを比較する
担当変更メールのテンプレ一覧を見る
コメント