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- 大阪信愛学院大学
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キリスト教精神を基盤とした教育を行っているこの学校法人。地域に根ざした女子教育の歴史も長く、一貫教育・幼小中高大の総合力は大きな魅力です。
この記事では、そんな大阪信愛女学院について、職員の平均年収や財務状況などを掘り下げながら、就職先としての魅力をわかりやすく解説していきます。
平均年収は約430万円?大阪信愛学院大学職員の給与・待遇を徹底調査
以下は、私立大学職員の平均的な給与水準や昇給傾向を参考にした目安モデルです。
実際の給与は各法人・等級・評価制度により異なります。
年代 | 想定年収 | 備考 |
---|---|---|
20代 | 320万〜380万円 | 初任給〜若手職員 |
30代 | 400万〜480万円 | 中堅層 |
40代 | 500万〜570万円 | 課長級 |
50代 | 550万〜620万円 | 部長級以上 |
私立大学職員の退職金相場(私学共済加入・35〜40年勤務)としては、約1,000万円〜1,500万円程度とされています。
大阪信愛女学院もこれに近い水準である可能性がありますが、正式な開示はありません。
大学職員は民間企業に比べて昇給は緩やかな傾向がありますが、長く勤めることで安定した収入と退職金を得られる職種です。就職先として堅実性を重視する方には十分選択肢となるでしょう。
2023年度の財務状況は「回復基調」!まずは最新の経営成績をチェック
- 2022年度:経常収支差額 ▲606百万円、最終収支 ▲582百万円
- 2023年度:経常収支差額 +34百万円、最終収支 +79百万円
学校法人の経営は長期的に見て判断する必要がありますが、2023年度は一時的な赤字からしっかり立て直してきた年と言えます。
教育活動による赤字が改善し、経常収支の黒字化に成功したことは、職員として働く上でも安心材料になりますね。
本業は黒字?教育活動収支から見る学校法人 大阪信愛女学院の実力
- 2022年度:▲600.7百万円(大幅赤字)
- 2023年度:+39.2百万円(黒字転換)
2022年度には大きな赤字を出していた教育活動ですが、2023年度は約6億円の改善により黒字に転じました。
とはいえ、比較できるのはまだ2年分のみ。現時点では「改善の兆しがある」程度に見るのが妥当でしょう。
教育活動の安定は、職員としての待遇や将来性にも直結する大事なポイント。今後も継続して黒字を維持できるか注目です。
貸借対照表から見る!学校法人 大阪信愛女学院の財務体質をチェック
財務の「体力」を見るにはこの表が一番だよ。
- 固定資産:5,284.5
- 流動資産:1,058.5
- 固定負債:1,639.4
- 流動負債:402.7
- 純資産:4,301.0
注目すべきは純資産4,301百万円(約43億円)の厚みです。これは資産からすべての負債を引いた「本当の意味での持ち分」で、財務的な安定性の指標になります。
また、流動負債・固定負債ともに前年より縮小しており、借入依存度もやや改善傾向が見られます。
特に純資産の多さと負債の減少が好印象だね。
資金繰りに困っている学校法人も少なくない中で、大阪信愛女学院は比較的余裕のある財務体質を維持しています。
※数値は概算。かっこ内は目安と評価です。
- 自己資本比率:約68%(◎ 安定性が高い。目安は30%以上)
- 流動比率:約263%(◎ 支払能力が高い。目安は100%以上)
- 固定長期適合率:約82%(◎ 長期資金で固定資産をしっかり賄えている。目安は100%以下)
基本金の推移で見る「長期的な安心感」── 継続性のある学校法人か?
- 2021年度:10,964.8
- 2022年度:11,011.7
- 2023年度:11,085.9
大阪信愛女学院では、第1号基本金(教育施設等の整備に使う資金)を毎年しっかり積み増しています。
このことから、財務的に長期的な備えができている学校法人であることがわかります。
就職先として見ると、短期的な黒字だけでなく、長期の経営体力もしっかりしているのは大きな安心材料ですね。
就職先としておすすめ?ライフプランと両立できる職場かを徹底評価
・結婚や子育てを考えているなら、30代で手取り〇〇万円は必要かも?
・住宅ローンを組む予定があるなら、ボーナスが安定して出る職場が安心
・一人暮らし+貯金タイプなら、年収は抑えめでもやりがい重視もあり
大阪信愛女学院の大学職員の年収は推定430万円前後。これは地方私立大学としては「中の中〜中の上」レベルです。
また、財務面でも純資産や基本金が厚く、長期的に安定した法人であることが分かっています。
これから就職先を考える方は、まず自分の将来設計(ライフプラン)を立ててみるのがおすすめです。その上で、大阪信愛女学院のような安定した学校法人がフィットするかどうか、比較してみてください。
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