
youtubeでも説明してるよ♪

学校法人 城南学園の財務状況は「やや悪化傾向」と言えます。
理由:
- 教育活動収支差額:令和元年から5年連続で赤字(特に令和3年と4年は大幅な赤字)。
- 経常収支差額:令和元年を除き、赤字が続いており、経常的な赤字体質が定着。
- 当年度収支差額(基本金組込前):ここ数年は大幅な赤字で、経営の持続性に懸念あり。
- 貸借対照表では、純資産は微減傾向で、資産全体はまだ大きいものの、現金等の流動資産が減少。
- 基本金の組込みは令和4年がピークで、令和5年はやや減少しており、資産の積み立てにも陰り。
全体として、「財務体力はまだあるが、経常的な赤字が続いており注意が必要」な状況です。



こちらの推移グラフは学校法人 城南学園の財務状況です。
簡単に説明すると、上のグラフは利益の推移グラフで、下は利益となる収支科目の差額の推移グラフです。

2023年度結果
経常収支差額:▲2億3,200万円の赤字を計上。
(大学を運営して得た収支のことです)
基本金組込前当年度収支差額:▲2億2,820万円の赤字を計上。
(経常収支差額に特別収支差額を加えたものです。基本金を簡単に説明すると、将来の大学運営に必要な資金を貯金してる感じです。)

運営している学校と会社はこちらになります。
- 大阪総合保育大学、大学院
- 大阪城南女子短期大学
- 総合保育研究所
- 附属図書館
- 大阪城南女子短期大学
- 城南学園高等学校
- 城南学園中学校
- 城南学園小学校
- 幼児教育機関
- 城南学園保育園
- 子ども総合保育センター
- 博寿荘
- 城南ホーム

赤字ですね。

「やや悪化傾向」の原因は、以下の3つの観点から考えられます。
① 教育活動の収支赤字の拡大
- 教育活動収支差額は、令和元年から連続で赤字で、**令和3年(-367.9百万円)・令和4年(-500.0百万円)**は特に深刻。
- 教育活動とは、授業料、補助金、人件費、教育研究経費などの基本的な学校運営の収支を示しており、ここが赤字ということは本業である教育事業が不採算になっていることを意味します。
- 少子化による学生数の減少、授業料収入の伸び悩み、教職員人件費や教育環境維持費の上昇などが背景にあると推察されます。
② 経常収支の赤字定着
- 経常収支差額(教育活動+教育外活動+経常費用などの合計)も、令和元年を除いて継続的に赤字。
- **教育活動外収支(寄付金・補助金・資産運用益など)**で教育活動の赤字を補いきれていません。
- 収入源の多角化(例:資産運用、法人寄付など)が不十分、もしくは外部資金への依存度が高い可能性があります。
③ 流動資産の減少と財務の硬直化
- 流動資産(すぐに使える資金)は令和元年の2,162.3百万円から令和5年には1,597.1百万円まで約26%減少。
- 一方、固定資産や基本金は大きく変化しておらず、資産の流動性が低くなっている=運営に使える現金が減少している状態です。
- 経常赤字の補填に現預金を取り崩していると考えられ、キャッシュフローの余裕が減っていると見られます。
補足:基本金の組込みによる見かけの純資産維持
- 基本金は減価償却や施設投資により積み立てられるが、現金とは別物。
- 財務諸表上は純資産が大きく見えるものの、実際に自由に使える資金が減っており、見た目以上に財務の柔軟性が低下しています。
総括:
本業の教育事業の採算悪化と、それに伴う流動資産の減少が主な原因であり、財務体質は弱まりつつあります。今後、収入構造の見直しやコスト削減、資金繰りの改善が必要です。

なるほど!

簡単・完結にまとめるとこんな感じ。
学校法人 城南学園の財務は、ここ数年でやや悪化しています。
主な原因(就活生向けに簡単に):
- 本業の赤字が続いている
→ 授業料などの収入より、教職員の人件費などの支出が多い。 - 毎年の収支もマイナスが続いている
→ 寄付や補助金でもカバーしきれていない。 - 現金などのすぐ使えるお金が減っている
→ いざという時の資金に余裕がなくなってきている。
まとめ:
見た目の資産は大きいけれど、経営の中身は少し苦しくなってきている状態です。今後の経営改善が重要です。
学校法人 城南学園 | |||||||||
事業活動収支計算書の状況と経年比較(単位:百万円) | 平成27年 | 平成28年 | 平成29年 | 平成30年 | 令和元年 | 令和2年 | 令和3年 | 令和4年 | 令和5年 |
2015 | 2016 | 2017 | 2018 | 2019 | 2020 | 2021 | 2022 | 2023 | |
教育活動収支差額 | – | – | – | – | -165.6 | -205.7 | -367.9 | -500.0 | -453.5 |
教育活動外収支差額 | – | – | – | – | 196.8 | 184.7 | 145.6 | 251.8 | 221.5 |
経常収支差額 | – | – | – | – | 31.2 | -21.0 | -222.3 | -248.2 | -232.0 |
特別収支差額 | – | – | – | – | 12.4 | 23.2 | 5.9 | -210.3 | 3.8 |
基本金組込前当年度収支差額 | – | – | – | – | 43.6 | 2.2 | -216.4 | -458.5 | -228.2 |


🧾 まとめ(2023年度の財務指標)
指標 | 数値 | 評価 |
---|---|---|
自己資本比率 | 97.3% | 非常に良い(安全性◎) |
流動比率 | 539.0% | 非常に良い(短期支払◎) |
固定比率 | 95.7% | 良い(長期安定性あり) |
✅ 結論:赤字傾向はあるものの、財務体質自体はかなり健全です。


学校法人 城南学園の貸借対照表(2019年〜2023年)の推移から、財務体質の評価を行います。
📊 主要項目の推移(単位:百万円)
年度 | 固定資産 | 流動資産 | 固定負債 | 流動負債 | 純資産 |
---|---|---|---|---|---|
2019年 | 22,075.9 | 2,162.3 | 357.6 | 449.2 | 23,431.4 |
2020年 | 21,934.2 | 2,196.8 | 312.2 | 385.1 | 23,433.6 |
2021年 | 21,817.6 | 2,072.5 | 313.0 | 359.9 | 23,217.3 |
2022年 | 21,642.8 | 1,791.0 | 323.8 | 351.3 | 22,758.8 |
2023年 | 21,552.2 | 1,597.1 | 322.3 | 296.3 | 22,530.6 |
🔍 評価ポイント
✅ 1. 純資産は高水準だが、徐々に減少傾向
- 2019年:23,431.4 → 2023年:22,530.6(約900百万円減)
- 教育活動等の赤字が累積していると考えられます。
- ただし自己資本比率は90%超を維持しており、安全性は高い。
⚠️ 2. 流動資産の減少が顕著
- 2019年:2,162.3 → 2023年:1,597.1(約26%減)
- 現預金などの流動資産を赤字補填に使っている可能性大。
- キャッシュフローや資金繰りの余裕は縮小中。
✅ 3. 負債は減少傾向で、借入リスクは低い
- 固定負債・流動負債ともに徐々に減少。
- 他者依存度が低く、資金調達のリスクは小さい。
⚖️ 4. 固定資産はやや減少も、安定的
- 5年間で微減(22,075.9 → 21,552.2)しており、過剰投資の形跡はなし。
- 施設整備などの大規模支出も抑えられていると考えられます。
🧾 総合評価(貸借対照表ベース)
項目 | 評価 |
---|---|
自己資本(純資産) | ◎ 高水準で安全性が高い |
流動資産 | △ 減少中で資金余力が低下中 |
負債 | ◎ 少なく安定している |
固定資産 | ○ 安定・過剰投資なし |
✅ 結論:
「安全性は高いが、運転資金の余裕はやや不安」
経営の土台はしっかりしているものの、今後も赤字が続くと、流動性(現金)がさらに弱くなる可能性があり、注意が必要です。

【貸借対照表の評価(2023年時点)】
- 自己資本は高水準(安全性◎)
- 借金は少なく安定(負債は減少)
- ただし、現金などの流動資産が年々減少(資金余力が低下)
🔍 結論:
「財務は安定しているが、手元資金が減ってきており注意が必要」



以下に、学校法人 城南学園の基本金の推移(令和元年~令和5年)をもとに、評価します。
📊 基本金の推移(単位:百万円)
年度 | 基本金合計 |
---|---|
2019年 | 23,300.9 |
2020年 | 23,519.0 |
2021年 | 23,588.1 |
2022年 | 23,778.4 |
2023年 | 23,624.1 |
✅ 評価ポイント(簡潔に)
- 毎年積み増しされており、安定した運用が続いていた
- 2023年はやや減少(-154.3百万円)しており、引き出しがあった可能性
- 基本金の多くは固定資産として拘束されており、流動性は低い
🔍 結論:
「積立は安定していたが、2023年は少し取り崩し。資産の裏付けはあるが、使えるお金ではない点に注意」

こちらの大学職員の給与と年収を知りたいです。

学校法人 城南学園の大学職員の最新の初任給に関する具体的な情報は、公式な公開資料では確認できませんでした。ただし、関連する口コミ情報によれば、大学職員の月給は約25万円、年収は約400万円程度との報告があります 。
これらの情報は過去のデータや口コミに基づいており、最新の給与水準とは異なる可能性があります。正確な初任給を知りたい場合は、学校法人 城南学園の公式ウェブサイトや採用情報ページを直接ご確認いただくことをおすすめします。

それでは2023年度の決算書から給与・年収を予想しましょう。



大阪総合保育大学
人件費:989,983,622円
専任教員:36人
非常勤教員:82人
専任職員:19人
非常勤職員:3人
合計:140人

【予想】大阪総合保育大学の専任職員の平均年収はいくら?
就活中の方や教育業界への転職を考えている方にとって、「大学職員の年収」は気になるポイントのひとつですよね。
今回は、大阪総合保育大学の公表されている人件費データをもとに、専任職員の平均年収を予想してみました。
📊 公表データの概要
大阪総合保育大学(運営:学校法人 城南学園)が公表している財務データから、以下の情報をもとに試算します。
- 人件費総額:約9.9億円(989,983,622円)
- 職員・教員数(計140人)
- 専任教員:36人
- 非常勤教員:82人
- 専任職員:19人
- 非常勤職員:3人
🧮 試算方法とその根拠
大学の人件費には、教員・職員の人件費が含まれています。ここでは、職種ごとに現実的な年収を設定し、残った額から専任職員の年収を逆算します。
設定した年収(1人あたり)
区分 | 年収(推定) | 主な根拠 |
---|---|---|
専任教員 | 約900万円 | 文科省調査/大学教員の平均年収は700~1,000万円超 |
非常勤教員 | 約100万円 | 1コマ2万円×週1~2コマ/年収80~150万円が相場 |
非常勤職員 | 約120万円 | 時給1,000円×週3日換算/パート勤務想定 |
📌 計算結果:専任職員の平均年収は?
この設定に基づき、下記の計算を行います。
- 専任教員(36人 × 900万円)= 3億2,400万円
- 非常勤教員(82人 × 100万円)= 8,200万円
- 非常勤職員(3人 × 120万円)= 360万円
- 合計:4億1,960万円
残りの人件費:
9億8,998万円 − 4億1,960万円 ≒ 5億7,038万円
この金額を専任職員19人で割ると…
📌 専任職員の平均年収(推定):約344万円
※ 福利厚生費・社会保険料など、法人負担分を除外した金額です。
👥 年代別の給与・年収モデル(推定)
平均344万円を基準に、年功序列型の給与カーブを想定したモデルは以下の通りです。
年代 | 月給(推定) | 賞与(年2回) | 年収(推定) | 備考 |
---|---|---|---|---|
20代前半(新卒) | 約21万円 | 約50万円 | 約300万円 | 初任給+基本賞与 |
20代後半 | 約23万円 | 約55万円 | 約330万円 | 勤続5年、昇給反映 |
30代前半 | 約25万円 | 約60万円 | 約360万円 | 中堅層 |
30代後半 | 約27万円 | 約65万円 | 約390万円 | 主任・係長クラス |
40代前半 | 約29万円 | 約70万円 | 約420万円 | 課長補佐クラス |
40代後半 | 約31万円 | 約75万円 | 約445万円 | ベテラン層 |
50代以降 | 約33万円 | 約80万円 | 約475万円 | 管理職クラス(課長以上) |
✅ まとめ
- 大阪総合保育大学の専任職員の平均年収は約344万円(推定)
- 昇給はゆるやかで、年功序列的に上昇
- 管理職になれば年収400~470万円台も視野に入る
- 派手な高年収ではないが、安定性重視の働き方にマッチ
📝 就職・転職を考える方へ
大学職員は「安定収入」「長期雇用」「定時退社しやすい」などのメリットが魅力です。
年収だけでなく、ワークライフバランスや福利厚生の充実度にも注目して、自分に合った働き方を見つけてください。

こちらの大学職員への就職はおすすめできますでしょうか?

【就職先としてどう?】大阪総合保育大学の大学職員は安定しているのか?
大学職員は「安定・高待遇」のイメージがあり、就職や転職先として人気の職種です。
では、大阪総合保育大学(学校法人 城南学園)の職員は本当に“安定”しているのでしょうか?
今回は、最新の財務データをもとに、大学職員としての将来性やリスクについて正直に解説します。
📊 財務の現状:見た目は安定、中身は赤字体質
学校法人 城南学園の財務諸表(令和5年度)を見ると、次のような状況です。
指標 | 金額 | コメント |
---|---|---|
自己資本比率 | 約94% | 資産に対して借金が非常に少ない |
教育活動収支差額 | ▲4.5億円 | 本業が継続して赤字 |
経常収支差額 | ▲2.3億円 | 補助金などを含めても赤字 |
純資産 | 約225億円 | 蓄えは大きいが徐々に減少中 |
✅ 安定している点
- 自己資本が多く、資産体質は非常に健全。
- すぐに経営が傾くような状況ではない。
⚠️ 不安材料
- 教育活動(本業)は5年連続の赤字。
- 支出構造の見直しや、人件費削減などの改革リスクも視野に入る。
💼 大学職員の年収水準は?
財務データから試算した専任職員の平均年収はおよそ:
📌 約344万円(推定)
賞与込みでこの金額なので、地方公務員と同等か、やや低めの水準といえます。
年代別モデル(推定)
年代 | 推定年収 |
---|---|
20代前半 | 約300万円 |
30代前半 | 約360万円 |
40代後半 | 約440万円 |
管理職層 | 約470万円前後 |
📝 就職先としての評価
項目 | 評価 |
---|---|
経営の安定性 | ◯(現状は安定) |
将来性 | △(赤字体質が続くとやや不安) |
給与水準 | △(控えめ) |
働きやすさ | ◯(教育法人のため落ち着いた環境) |
地域密着性 | ◎(転勤なし/大阪市内) |
🔍 結論:安定志向なら検討の価値あり、ただし将来の構造改革には注意
大阪総合保育大学の大学職員は、現時点では安定している職場といえます。
ただし、財務的には持続可能性に課題もあるため、将来の人件費見直しや組織再編などのリスクも視野に入れておくべきです。
✅ 「安定して働きたい」「地元で腰を据えたい」人には合っている
⚠️ 「高収入を目指したい」「成長性を重視したい」人には物足りない可能性あり
🗒️ まとめ
安定志向・地域志向の方にはおすすめできる職場
現在は自己資本が豊富で安定感あり
ただし、本業の赤字が続くと将来は変化の可能性も
以上、有り難うございました。
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