
財務データが2023年度しかなかったので、単年での財務判断となってしまいます。
一言で言うと、**「好調」**です。
以下がその理由です:
- 教育活動収支差額や経常収支差額が黒字であり、令和5年(2023年)には全体で32.5億円の黒字。
- 純資産は約184億円と非常に健全で、負債(固定+流動)の合計を大きく上回っている。
- 流動資産>流動負債であり、短期的な支払い能力も十分。
- 基本金も厚く積み増しされており、将来の設備投資や安定経営への備えもある。
収支・資産・負債・基本金のいずれの観点から見ても、財務的には安定しており、余裕のある運営ができている状況です。



こちらの推移グラフは学校法人 梅花学園の財務状況です。
簡単に説明すると、上のグラフは利益の推移グラフで、下は利益となる収支科目の差額の推移グラフです。

2023年度結果
経常収支差額:2,540万円の黒字を計上。
(大学を運営して得た収支のことです)
基本金組込前当年度収支差額:3,250万円の黒字を計上。
(経常収支差額に特別収支差額を加えたものです。基本金を簡単に説明すると、将来の大学運営に必要な資金を貯金してる感じです。)

運営している学校と会社はこちらになります。
- 梅花幼稚園
- 梅花中学校
- 梅花高等学校
- 梅花女子大学
- 梅花女子大学大学院
- 梅花女子大学短期大学部(旧:梅花短期大学)

2023年度のデータしかないのが残念ですね。

そうですね。
2023年度だけで判断するのは厳しいですね。

これだったら職員になっても大丈夫なのかな?
2023年度の財務データしかないから不安になるな…。
学校法人 梅花学園 | |||||||||
事業活動収支計算書の状況と経年比較(単位:百万円) | 平成27年 | 平成28年 | 平成29年 | 平成30年 | 令和元年 | 令和2年 | 令和3年 | 令和4年 | 令和5年 |
2015 | 2016 | 2017 | 2018 | 2019 | 2020 | 2021 | 2022 | 2023 | |
教育活動収支差額 | 2.4 | ||||||||
教育活動外収支差額 | 23.0 | ||||||||
経常収支差額 | 25.4 | ||||||||
特別収支差額 | 7.1 | ||||||||
基本金組込前当年度収支差額 | 32.5 |



貸借対照表の令和5年(2023年)データに基づいて、学校法人 梅花学園の財務状況を評価すると、**「非常に健全で安定している」**と判断できます。
以下、各項目をポイントごとに見ていきます。
📊 貸借対照表(2023年)データ抜粋
項目 | 金額(百万円) | 内容 |
---|---|---|
流動資産 | 3,202.8 | 短期的に現金化できる資産(現金・預金・未収金など) |
固定資産 | 17,112.7 | 建物・土地・設備など |
流動負債 | 985.5 | 短期の支払義務(1年以内) |
固定負債 | 928.9 | 長期の借入金や退職給付債務など |
純資産 | 18,401.0 | 自己資本(=資産−負債) |
✅ 評価ポイント
1. 流動比率:安心の短期支払い能力
- 流動資産 ÷ 流動負債 = 約325%(3,202.8 ÷ 985.5)
- 一般的に100%を超えていれば健全、200%以上なら非常に良好とされます。
- ⇒ 短期の支払い義務を十分にカバーできる現預金等を保有。
2. 自己資本比率:極めて高水準
- 総資産 = 流動資産 + 固定資産 = 20,315.5百万円
- 自己資本比率 = 純資産 ÷ 総資産 ≒ 90.6%
- 学校法人としては驚異的な高さ。債務超過のリスクはほぼゼロ。
- ⇒ 資金調達を借入に頼らず、自前で回せる経営体質。
3. 負債の規模:非常に少ない
- 総負債(流動+固定) = 約1,914.4百万円
- 純資産と比べると圧倒的に小さく、リスク耐性が非常に高い。
🧾 総評(貸借対照表からの評価)
学校法人 梅花学園の財務体質は、極めて健全かつ保守的です。
流動性も高く、長短期どちらの支払いにも十分対応でき、借入依存も少ないため、外部環境に対しても非常に強い経営基盤を持っているといえます。



基本金のデータから見ても、学校法人 梅花学園の財務は非常に堅実かつ安定していると評価できます。
📊 基本金組込状況(2023年)
区分 | 金額(百万円) | 内容・意味 |
---|---|---|
第1号基本金 | 27,742.8 | 固定資産に対応。学校運営の基盤。 |
第2号基本金 | 0.0 | 奨学資金などへの対応。 |
第3号基本金 | 422.7 | 建設・設備投資のための積立。 |
第4号基本金 | 358.0 | 寄付など特定目的での積立。 |
合計 | 28,523.5 | – |
✅ 評価ポイント
1. 基本金の総額が大きい(約285億円)
- 教育機関としての「自己資金による長期的な安定運営」が可能。
- 特に第1号基本金の割合が非常に大きく、固定資産としっかり対応している。
2. 自己資本(純資産)の多くが基本金として積立済み
- 2023年の純資産:18,401百万円(≒184億円)
- 第1号基本金:277億円 → 固定資産を超える積立であり、会計上の評価額以上に「価値」を維持。
- 実際、これは教育機関に求められる「保守的で健全な財務運営」を体現。
3. 第2号基本金は未設定だが問題なし
- 奨学資金対応(第2号)がゼロでも、他の資金でカバーしていればOK。
- むしろ重点的に固定資産と施設投資に資金を厚く積んでいることはポジティブ。
🧾 総評(基本金の視点)
梅花学園は、将来を見据えた堅実な資産形成ができており、教育機関として理想的な基本金の運用がされているといえます。
特に第1号基本金の大きさは、施設・設備の充実と安定的な維持管理が期待できる裏付けになります。

学校法人 梅花学園の大学職員の給与と年収を知りたいです。

学校法人梅花学園の大学職員の年齢別給与や年収について、公式な情報は公開されていないため、一般的な大学職員の年齢別年収データを参考にご案内いたします。
📊 大学職員の年齢別平均年収(参考値)
以下は、一般的な大学職員の年齢別平均年収です。
年齢層 | 平均年収(万円) |
---|---|
20~24歳 | 約317 |
25~29歳 | 約395 |
30~34歳 | 約434 |
35~39歳 | 約495 |
40~44歳 | 約556 |
45~49歳 | 約623 |
50~54歳 | 約667 |
55~59歳 | 約662 |
60~65歳 | 約450 |
※上記データは、一般的な大学職員の年齢別平均年収を示しています。
🧾 梅花学園の大学職員の給与に関する情報
梅花学園の大学職員の具体的な給与については、公開されていないため、詳細な情報は提供できません。
💡 給与に関するアドバイス
業界平均との比較: 一般的な大学職員の年齢別平均年収を参考に、自身のキャリアプランを考える際の一つの指標とすることができます。
採用情報の確認: 梅花学園の公式ウェブサイトや採用情報ページで、給与や待遇に関する最新の情報を確認することをおすすめします。
人事部門への問い合わせ: 直接人事部門に問い合わせることで、具体的な給与体系や昇進制度についての情報を得ることができます。
以上、有り難うございました。
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