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18歳人口が問題視されている中、大学業界の勝ち組はもうあり得ないのでしょうか?大学業界の将来性を分析してみました!
高年収でワークライフバランスも良い大学職員は
「勝ち組」だと言われていました。
しかし、時代は代わり「少子高齢化」が進み18歳人口の減少が問題視されはじめ
大学業界は「将来性がない」
いわゆるオワコンと言われるようになってきました。
ですが、実は日本の学生数は令和5年に過去最多を更新しています。
私立大学の数も過去最多になっています。
あれ?大学職員まだまだ「勝ち組」なんじゃないか?
そう思わせられるような情報です。
果たして、大学業界はまだ「勝ち組」なのか?それとも「将来性がない」のでしょうか?
そして、今から大学職員を目指すならどの大学が良いのでしょうか?
大学業界に将来性はあるのか?
18歳人口は間違いなく減り続ける
いきなりですが、
18歳人口は減り続けます、断言できます。
何故なら国がそう予測しているからです。
令和5年の1年間で18歳になったのは106万人
前年度より6万人も減少しているそうです。
そして、2035年には100万人を切り、2040年には82万人まで減少するそうです。
一般企業風に表現すると、
大学は18歳の高校生が主なお客さんです。
そのお客さんが減っていくのが確実である以上、この業界に将来性があると思いますか?
正直、私はないと思います。
しかし、将来性はありませんが、今すぐに大学業界が潰れる訳ではないとも思います。
やっぱり大学職員にならない方が良いのかな?
そんなことはない!
確かに将来性はないければ今すぐ仕事が無くなるっていう訳ではないからね!
学生数は令和5年に過去最多!?
大学職員として働いていると
会議の場や世間話でも「18歳人口が減っているからやばい!」「なんとかして志願者を増やさないと」「あと何年大学が保つか…」とネガティブなことをよく聞きます。
しかし、冒頭に書きましたが学生数自体は増え続けているんです。
実は、令和5年には学生数が294万人と過去最多を記録しています。
大学業界で働く身としては非常に嬉しいことです。
では何故学生数が増加しているのでしょうか?
なんで学生数が増えているの?!
学生数が増加した理由とは?
学生数が増加した要因は
「18歳人口が増加した!」
という嬉しい理由ではありません。
今まで大学へ行けていなかった層が大学へ進学するようになったのです。
特に、大学へ進学する女性の人数が増えています。
昔は、大学へ進学するのはほとんどが男性でした。
しかし、時代が変わるにつれて女性の社会進出が進み、
女性の大学進学率が大幅に上昇した結果、学生数が増加しているのです。
現在の大学進学率は60%程度
あと40%も増やす余地があるとも取れますね。
私立大学の学校数
「女性の進学率上昇」「これまでお金が理由で進学できなかった学生への奨学金制度の確立」により
学生数は大幅に増加しました。
さて、学生数が増加してくると次に何がおこるでしょうか?
答えは、
学生数が今後も増えることを見越して、私立大学が設立され始めます。
なんと、私立大学の数は女性の進学率が上昇し始めた平成5年から
30年間で200校近く増加しています。
そして令和5年には622校と過去最多を記録しています。
年度 | 私立大学数 |
令和5年 | 622校 |
令和元年 | 607校 |
平成25年 | 606校 |
平成20年 | 589校 |
平成15年 | 526校 |
平成10年 | 446校 |
平成5年 | 390校 |
18歳人口は減少しているんだけど、学生数と私立大学数は今が一番多いんだよ!
私立大学の定員割れ
私立大学が増えた結果、次は何が起こるでしょうか?
そうです、
入学定員を満たせない大学が出始める。
なんと、令和5年度には私立大学の50%以上が定員割れを起こしています。
2校に1校は定員割れを起こしている状況です。
大学数を増えすぎた結果こうなることは当たり前ですね。
しかし、私の個人的な意見として、
ある基準を満たせば大学職員は依然高年収であり、安定していると言えます。
では一体どこの大学職員になるのが正解なのでしょうか?
就職するならどこの大学?
あくまで私の個人的な感覚ですが
私が今から大学職員を目指すなら、
「私立大学」「偏差値」「学生数」
これを見て判断します。
理由を説明していきますね!
高年収なら私立大学一択
1,000万円以上の高年収を目指すなら私立大学です。
国公立大学の職員も平均と比べると高いですが、
私立大学の年収はさらに高いです。
大学区分 | 平均年収 |
---|---|
日本平均 | 458万円 |
国公立大学 | 596万円 |
私立大学 | 783万円 |
高年収が良いなら私立大学一択ですね。
ここで重要なのが、
私立大学の中でも年収で比べるのは辞めておいた方がよいです。
有名な私立大学であれば50歳ごろには1,000万円を超えます。
それよりも「偏差値」「学生数」を重視することをオススメします。
偏差値が高い大学は残り続ける
なぜ偏差値が重要なのか?
それは偏差値が将来性を大きく左右するからです
高校生の立場で考えてみましょう。
高校生は出来る限り偏差値の高い大学に入学したいと考え、志願しますよね
そして、落ちた時に備えて少し偏差値の低い大学へも志願しておきます。
両方の大学で合格したらどちらの大学を選びますか?
特別な理由がない限り偏差値の高い大学を選びますよね
すると、偏差値の低い大学への入学者が減少していく訳です。
定員割れになると人気がなくなり、
さらに志願者は減少し経営が回らなくなってしまう。
先にもお話ししましたが、私立大学の50%以上は定員割れを起こしています。
せっかく就職するなら定年まで働きたいですよね?
それなら出来る限り偏差値の高い大学に就職することをオススメします。
学生数は安定をもたらす
最後の基準は学生数です!
私が学生数を選ぶ理由は学生数が多いと経営が安定するからです。
私立大学の収入の約70%以上は「学生生徒等納付金」いわゆる学費です。
学生が多いとその分収入も多くなる訳です。
ではどれぐらい学生がいると良いのでしょうか?
私なら学生数10,000人を超える大学を選びます。
最低でも5,000人は欲しい所です。
もちろん、10,000人以上を選んだ理由もあります。
10,000人を超える私立大学は全体の6%(2021年)です。
そして、そのたった6%の大学だけで40%の学生を占めています。
驚愕の事実ですね。
そしてもう一つ、
学生数が多い大学は基本偏差値も高く、入学定員も安定しています。
令和5年度の日本私立学校振興・共済事業団の調査を見ると
学生数3,000人以上の大学は
「志願倍率」も高水準で、「入学定員充足率」も100%を超えています。
10,000人を超える大学がいかに限られていて安定しているかが分かりますね!
年収ばかりに気を取られて将来性を見落とすと大変だね!
その通り!
将来のことを考えて就職する大学を選ぶべし!だよ!
まとめ
大学業界に「将来性がない」ことは確かです。
ですが、社会を良くするためには人材育成が必要不可欠ですよね。
それを担っているのが大学(教育機関)です。
大学(教育機関)が無くなる時=日本が終わる時だと言っても過言ではありません。
なので、全ての大学が今すぐに無くなる訳ではありません。
しかし、現状大学の数は飽和しているため削減が必要です。
これから大学職員への就職を考えている人はその削減対象となる大学は避けるべきです。
そのためには「偏差値」や「学生数」を見て大規模私立大学を選ぶことをオススメします。
大規模私立大学の職員倍率は高く採用されるまでは難しいかもしれません。
勝ち抜くためには大学のことをよく調べ、
自分がその大学にとっていかに適している人材であるかを伝えることが重要です。
チャレンジするのはタダですから是非チャレンジしてみて下さい!
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