今回は桃山学院大学について分析してみました!
根拠資料は2023年度の報告書がまだ公開されてないので、2022年度の事業報告書・財務情報です。
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- 事業報告書(資金収支計算書)から分析した年収は?
- 給与は?
- 賞与は?
- 他サイトで公表されている給与・賞与・年収は?
- 専任職員数は?
- 専任職員の男女比率は?
- 専任職員の平均年齢は?
- 雇用条件(勤務時間・初任給・賞与・休日・休暇・諸手当・社会保険・福利厚生・定年制)は?
- 求める人材像は?
- 大学はどこにある?
- 付随事業は?
- 大学の中期計画・事業計画は?
- 財務状況は?
- 大学運営・財務に抱えるの課題は?(財務公益財団法人大学基準協会による大学評価(認証評価)結果)
- 総資産・総負債・純資産(基本金)・繰越収支差額の状況は?
- 基本金組込前差額の推移(一般企業でいうと純利益)
- 基本金の推移は?
- 負債・純資産の推移は?
- 資産・負債・基本金の比率推移は?
- 収入源は?
- 支出は?
- まとめ
事業報告書(資金収支計算書)から分析した年収は?
https://www.andrew.ac.jp/gakuin/approach/plan.html
2022年度 事業報告書
- 職員の人件費:1,795,976,840円
- 総職員数:242人
- 専任職員数:110人
- 契約・派遣:92人
- パート・アルバイト・実習助手:34人
- 契約・派遣の給与・賞与:210,000円、1.8ヶ月分
- パト・アルバイトの時給と労働時間:1,100円、7時間
- 年間給与:210,000円✖️12ヶ月🟰2,520,000円
- 年間賞与:210,000円✖️1.8ヶ月分🟰378,000円
- 一人当たりの人件費:2,520,000円➕378,000円🟰2,898,000円
- 人件費:2,898,000円✖️92人🟰266,616,000円
- 前提:9:00~17:00のうち、7時間以内(休憩1時間含む・実働6時間)、5日以内(月~金)、1,100円
- 1日の賃金:1,100円✖️6時間🟰6,600円
- 1ヶ月の賃金:6,600円✖️20日🟰132,000円
- 年収:132,000円✖️12ヶ月🟰1,584,000円
- 人件費:1,584,000円✖️34人🟰53,856,000円
- 契約・派遣の人件費:266,616,000円
- アルバイト・パート・実習助手の人件費:53,856,000円
- 非専任の人件費合計:266,616,000円➕53,856,000円🟰320,472,000円
- 職員の人件費:1,795,976,840円
- 非専任の人件費合計:320,472,000円
- 専任職員の人件費:1,795,976,840円➖320,472,000円🟰1,475,504,840円
- 専任職員の人件費:1,475,504,840円
- 専任職員数:110人
- 平均年収:1,475,504,840円➗110人🟰13,413,680円
桃山学院大学って年収が高いと言われてますね!
そうですね。
噂ではそう言われてましたね。
改めて分析してみると間違いではなかったですね。
給与は?
残念ながら大学ホームページで募集要項の掲載がなかったので、過去のエン転職からの情報です。参考程度に見て下さい。
https://employment.en-japan.com/desc_1239896/
エン転職
資金収支計算書の平均年収から考えると、この給与はおかしいですよね。
そうですよね。
どこの大学もこんな感じで給与を低く提示してますね。
絶対にそんなはずないんですけどね。
賞与は?
https://employment.en-japan.com/desc_1239896/
エン転職
5ヶ月〜6ヶ月分ですね。
そうですね。
賞与はこれかもしれませんが、特別手当がついたりするから、実際にはもっと多いですよ。
他サイトで公表されている給与・賞与・年収は?
https://www.openwork.jp/one_answer.php?vid=a0A2x000006zDrG&qco=2
openwork
引用先の情報と分析結果を比べたら、ほぼ一致してるね。
そうですね。
この人の年齢がないですが、途中入社で在籍が5〜10年となってますね。
この人を新卒で入職したとして、20代後半で年収が1,000万円代になったということですね。
専任職員数は?
まずは職員全体数の推移グラフを見てみましょう。
専任・嘱託・他含まれてます。
専任・非専任の比率がほぼ半分ですね!
職員数の推移(専任・嘱託・他)
年度 | 2007年度 | 2008年度 | 2009年度 | 2010年度 | 2011年度 | 2012年度 | 2013年度 | 2014年度 | 2015年度 | 2016年度 | 2017年度 | 2018年度 | 2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 |
合計 | 243 | 250 | 253 | 256 | 260 | 244 | 239 | 224 | 223 | 224 | 216 | 246 | 255 | 248 | 239 | 242 |
専任 | 132 | 129 | 132 | 131 | 132 | 127 | 123 | 119 | 116 | 116 | 116 | 120 | 119 | 116 | 112 | 110 |
非専任合計 | 111 | 121 | 121 | 125 | 128 | 117 | 116 | 105 | 107 | 108 | 100 | 126 | 136 | 132 | 127 | 132 |
職員数 | 243 | 250 | 253 | 256 | 260 | 244 | 239 | 224 | 223 | 224 | 216 | 246 | 255 | 248 | 239 | 242 |
増減値 | – | +7 | +3 | +3 | +4 | -16 | -5 | -15 | -1 | +1 | -8 | +30 | +9 | -7 | -9 | +3 |
https://www.andrew.ac.jp/gakuin/approach/plan.html
2022年度 事業報告書
これって人件費削減ができてるんですか?
そうですね、理想的な比率だと思いますよ。
専任職員の男女比率は?
残念ですね…。
そうですね。
男女比率はほしい情報ですね。
専任職員の平均年齢は?
職員の平均年齢もないんですね…。
そうですね。
残念。
雇用条件(勤務時間・初任給・賞与・休日・休暇・諸手当・社会保険・福利厚生・定年制)は?
職員の募集要項が大学ホームページにありませんでした。
掲載したのは過去の情報で、しかもエン転職に掲載されていた情報です。
参考程度にして下さい。
そうなんですね。
わかりました。
求める人材像は?
ここもないですね…。
そうですね。
残念。
大学はどこにある?
https://www.andrew.ac.jp/gakuin/approach/plan.html
2022年度 事業報告書
キャンパスは大阪府にまとまってますね!
ですね!
付随事業を見てないのでなんともですが、県外への転勤はなさそうですね。
付随事業は?
https://www.andrew.ac.jp/gakuin/approach/plan.html
2022年度 事業報告書
付随事業収入としては詳しく書かれてないですね。
事業報告書や決算概要をみてもなかったですね。
それでも予算に対して134万円の誤差であれば想定内だと思われます。
大学の中期計画・事業計画は?
https://www.andrew.ac.jp/gakuin/vision/
これって2023年度〜2027年度の事業計画ですね。
そうですね。2023年度で前の事業計画は終わったみたいですね。
2022年度の事業報告を見てもそれらしい事は書かれてなかったけどな〜。
以下の引用は2022年度 事業計画からの抜粋です。
これに対する結果が報告書にはないですね…。
見落としてたらごめんなさい。
https://www.andrew.ac.jp/gakuin/approach/2022.html
2022年度 事業計画
財務状況は?
https://www.andrew.ac.jp/gakuin/approach/2022.html
2022年度 事業報告書
純資産構成比率は高ければ良いんですか?
2022年度の日本私立大学の純資産構成比率は93.6%なんだよ。
そしてこの比率が高ければ財政的に安定しています。
この比率が50%を下回ると財務的に危険水域に入っていると判断できるんだよ。
以下は桃山学院大学の純資産構成比率の推移グラフだよ。
安定してますね!
問題ないですね。
大学運営・財務に抱えるの課題は?(財務公益財団法人大学基準協会による大学評価(認証評価)結果)
これは全ての大学が7年ごとに文部科学大臣の認証を受けた認証評価機関の評価を受けることを義務付けられてます。
こちらではこの評価で指摘された課題を紹介してます。
評価項目は他にもたくさんありますが、ここでは大学運営と財務にフォーカスしてます。
https://www.andrew.ac.jp/info/accredited.html
桃山学院大学 2020 年度自己点検・評価報告書
アンデレパートナーズ?
この会社は桃山学院法人が出資している会社だよ。
しかも総出資額の2分の1以上って書いてるね。
実質子会社ですよね。
改善できるのかな…。
財務運営の課題と方針は?
https://www.andrew.ac.jp/gakuin/approach/2022.html
2022年度 事業報告書
確かに物価上昇がすごいですよね!?
大学の主な収入源は学生生徒等納付金、経常費等補助金、手数料で成り立っています。
学生生徒等納付金を増やしたくても簡単には増やせません。
そうなると不要な経費を削って削減しかないんですね。
桃山学院大学はそれを十分に理解してるということですね。
それが実現できてるかは別として、良いと思います。
総資産・総負債・純資産(基本金)・繰越収支差額の状況は?
繰越収支差額:
私立大学の貸借対照表:総資産・総負債・純資産(基本金)・繰越収支差額で形成されてます。繰越収支差額は、翌年度に繰り越すお金のことで、控除されるお金になります。
控除された分は翌年度に資産として計上されます。
こうやって私立大学は収支均衡を保っています。
https://www.andrew.ac.jp/gakuin/approach/2022.html
2022年度 事業報告書
繰越収支差額構成比率:
- 前提:繰越収支差額(控除)の金額により、比率のプラス・ナイナスに影響します。
- 判断方法:
- 比率が高ければ健全な学校運営ができている。(利益を表しているわけではありません)
- 比率が50%以下の場合、健全な学校運営ができてない。
- 比率が低い場合、基本金比率・純資産構成比率も確認し、総合的に健全な学校運営ができているかを確認する。
- その他:健全な学校運営の指標の一つなでの、この指標だけで判断せず、総合的に判断するようにしましょう。
激下がりですね…。
大丈夫なんですか?
これだけで判断するのではなく、基本金比率と純資産構成比率も合わせて見ていきましょう。
基本金組込前差額の推移(一般企業でいうと純利益)
基本金組込前差額:一般企業でいうところの純利益になります。
基本金組込前差額=事業活動収入ー事業活動支出
私立大学の場合はここから基本金が引かれたものが純利益となります。
私立大学の純利益=事業活動収支ー事業活動支出ー基本金組込額
基本金組入前当年度収支差額の推移
年度 | 2002年度 | 2003年度 | 2004年度 | 2005年度 | 2006年度 | 2007年度 | 2008年度 | 2009年度 | 2010年度 | 2011年度 | 2012年度 | 2013年度 | 2014年度 | 2015年度 | 2016年度 | 2017年度 | 2018年度 | 2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 |
基本金組入前当年度収支差額 (千円) | 1,002,509 | 1,246,181 | 695,319 | 297,851 | 187,145 | 45,526 | -34,740 | 534,860 | 521,916 | 590,563 | 948,963 | 733,128 | 774,198 | -670,936 | 439,501 | 2,876,399 | 336,829 | -186,729 | -160,858 | 139,969 | 10,923 |
増減値(千円) | – | 243,672 | -550,862 | -397,468 | -110,706 | -141,619 | -80,266 | 569,600 | -12,944 | 68,647 | 358,400 | -215,835 | 41,070 | -1,445,134 | 1,110,437 | 2,436,898 | -2,539,570 | -523,558 | 25,871 | 300,827 | -129,046 |
前年度比(%) | – | 24.3% | -44.2% | -57.2% | -37.2% | -75.7% | -176.3% | -1639.6% | -2.4% | 13.2% | 60.7% | -22.7% | 5.6% | -186.7% | -165.5% | 554.5% | -88.3% | -155.4% | -13.9% | -187.0% | -92.2% |
https://www.andrew.ac.jp/gakuin/approach/2022.html
2022年度 事業報告書
https://www.andrew.ac.jp/gakuin/approach/2022.html
2022年度 事業報告書
本当にギリギリ黒字ですね!
そうですね。
いつ赤字になってもおかしくない状況ですね。
予断を許さない状況であることには変わりないです。
基本金の推移は?
基本金:基本金の定義は以下の通りです。
私立大学の運転資金は第4号基本金にあたります。
詳細を知りたい場合はこちらの文部科学省の基本金の定義で説明してくれてます。
基本金は、学校法人が教育研究活動を行う上で必要な資産の額で、建物や機器備品等の固定資産や基金として積み立てた資金等の額を示しています。現預金の残高と直接的な関係はなく、基本金と同額の資金が実際に保有されているというものではありません。学校法人が維持すべき資産を金額で示したものです。基本金の種類と内容は次のとおりです。
https://www.meiji.ac.jp/chousaka/mkmht000000boaag-att/a1684976208099.pdf 明治大学 事業報告書から抜粋 私立大学 基本金について
基本金の推移
年度 | 2011年度 | 2012年度 | 2013年度 | 2014年度 | 2015年度 | 2016年度 | 2017年度 | 2018年度 | 2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 |
基本金(千円) | 70,578,988 | 72,482,702 | 73,955,680 | 74,573,292 | 75,253,856 | 75,342,471 | 79,920,623 | 81,788,786 | 83,781,528 | 85,608,609 | 85,740,009 | 85,738,603 |
前年度比(千円) | 1,903,714 | 1,472,978 | 617,612 | 680,564 | 88,615 | 4,578,152 | 1,868,163 | 1,992,742 | 1,827,081 | 131,400 | -1,406 |
https://www.andrew.ac.jp/info/accredited.html
桃山学院大学 2020 年度自己点検・評価報告書
基本金比率の通りですね。
問題ないですね。
負債・純資産の推移は?
負債・純資産の推移
年度 | 2002年度 | 2003年度 | 2004年度 | 2005年度 | 2006年度 | 2007年度 | 2008年度 | 2009年度 | 2010年度 | 2011年度 | 2012年度 | 2013年度 | 2014年度 | 2015年度 | 2016年度 | 2017年度 | 2018年度 | 2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 |
負債の合計 | 6,179,240 | 6,039,743 | 6,060,691 | 6,044,180 | 6,435,027 | 5,717,267 | 5,753,886 | 5,510,223 | 5,568,983 | 5,671,040 | 5,398,398 | 5,107,097 | 5,164,036 | 4,959,655 | 4,968,040 | 5,990,640 | 5,603,540 | 5,520,452 | 6,606,093 | 6,397,255 | 6,333,310 |
純資産の部合計 | 71,782,038 | 73,028,218 | 73,723,537 | 74,021,388 | 74,208,533 | 74,254,058 | 74,219,318 | 74,754,178 | 75,276,094 | 75,866,658 | 76,815,621 | 77,548,749 | 78,322,948 | 77,652,011 | 78,091,513 | 80,997,911 | 81,334,742 | 81,148,014 | 80,987,154 | 81,127,122 | 81,138,046 |
負債は少なくて、純資産がたっぷり積み上がってるんですね。
比率を確認しても、全く問題ないですね。
資産・負債・基本金の比率推移は?
資産・負債・基本金の比率推移
年度 | 2002年度 | 2003年度 | 2004年度 | 2005年度 | 2006年度 | 2007年度 | 2008年度 | 2009年度 | 2010年度 | 2011年度 | 2012年度 | 2013年度 | 2014年度 | 2015年度 | 2016年度 | 2017年度 | 2018年度 | 2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 |
資産の部合計 | 77,961,278 | 79,067,961 | 79,784,228 | 80,065,568 | 80,643,560 | 79,971,325 | 79,973,204 | 80,264,401 | 80,845,077 | 81,537,698 | 82,214,019 | 82,655,846 | 83,486,984 | 82,611,666 | 83,059,553 | 86,988,551 | 86,938,282 | 86,668,466 | 87,593,247 | 87,524,377 | 87,471,356 |
負債の合計 | 6,179,240 | 6,039,743 | 6,060,691 | 6,044,180 | 6,435,027 | 5,717,267 | 5,753,886 | 5,510,223 | 5,568,983 | 5,671,040 | 5,398,398 | 5,107,097 | 5,164,036 | 4,959,655 | 4,968,040 | 5,990,640 | 5,603,540 | 5,520,452 | 6,606,093 | 6,397,255 | 6,333,310 |
基本金 | 70,578,988 | 72,482,702 | 73,955,680 | 74,573,292 | 75,253,856 | 75,342,471 | 79,920,623 | 81,788,786 | 83,781,528 | 85,608,609 | 85,740,009 | 85,738,603 |
問題なさそうですね。
そうですね。
収入第1位:学生生徒等納付金の推移は?
学生生徒等納付金の推移
年度 | 2002年度 | 2003年度 | 2004年度 | 2005年度 | 2006年度 | 2007年度 | 2008年度 | 2009年度 | 2010年度 | 2011年度 | 2012年度 | 2013年度 | 2014年度 | 2015年度 | 2016年度 | 2017年度 | 2018年度 | 2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 |
学生生徒等納付金(千円) | 9,491,136 | 9,188,815 | 8,792,292 | 8,731,150 | 8,579,136 | 8,465,820 | 8,614,004 | 8,691,610 | 8,530,446 | 8,721,242 | 8,648,473 | 8,530,408 | 8,361,489 | 8,314,301 | 8,183,986 | 8,100,228 | 8,635,006 | 8,572,638 | 8,668,969 | 9,153,867 | 9,429,704 |
増減値(千円) | – | -302,321 | -396,523 | -61,142 | -152,014 | -113,316 | +148,184 | +77,606 | -161,164 | +190,796 | -72,769 | -118,065 | -168,919 | -47,188 | -130,315 | -83,758 | +534,778 | -62,368 | +96,331 | +484,898 | +275,837 |
前年度比(%) | – | -3.19% | -4.32% | -0.70% | -1.74% | -1.32% | 1.75% | 0.90% | -1.85% | 2.24% | -0.83% | -1.37% | -1.98% | -0.56% | -1.57% | -1.02% | 6.60% | -0.72% | 1.12% | 5.59% | 3.01% |
比率が高いのは良くないのですか?
安定してるのは良いんですが、収入の比率が高すぎても問題が問題が出てきます。
少子高齢化で今後学生の獲得がますます厳しい状況になると考えると、他での収入の比率も上げたほうが良いですね。
第3位収入の前受金も翌年度の学費等収入なので、収入源の第1位と第3位が学生生徒等納付金と考えたら、かなり収入が偏ってしまいますね。
学生数と収容定員数の推移は?
学生数と収容定員数の推移
年度 | 2007年度 | 2008年度 | 2009年度 | 2010年度 | 2011年度 | 2012年度 | 2013年度 | 2014年度 | 2015年度 | 2016年度 | 2017年度 | 2018年度 | 2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 |
収容定員(人) | 5,720 | 5,780 | 5,620 | 5,680 | 5,740 | 5,740 | 5,740 | 5,960 | 5,960 | 5,960 | 5,960 | 5,890 | 5,865 | 5,920 | 6,160 | 6,360 |
学生数(人) | 6,977 | 7,010 | 7,061 | 7,031 | 7,190 | 7,101 | 6,963 | 6,859 | 6,723 | 6,599 | 6,508 | 6,441 | 6,322 | 6,171 | 6,429 | 6,651 |
増減値(人) | +60 | -160 | +60 | +60 | 0 | 0 | +220 | 0 | 0 | 0 | -70 | -25 | +55 | +240 | +200 | |
前年度比(%) | 1.05% | -2.77% | 1.07% | 1.06% | 0.00% | 0.00% | 3.83% | 0.00% | 0.00% | 0.00% | -1.17% | -0.42% | 0.94% | 4.05% | 3.25% | |
定員充足率(%) | 121.98% | 121.28% | 125.64% | 123.79% | 125.26% | 123.71% | 121.31% | 115.08% | 112.80% | 110.72% | 109.19% | 109.35% | 107.79% | 104.24% | 104.37% | 104.58% |
https://www.andrew.ac.jp/gakuin/approach/plan.html
2022年度 事業報告書
桃山学院教育大学で定員割れを起こしてたんですね。
母体は桃山学院大学法人で桃山学院教育大学を運営してますね。
詳しくは調べてませんが、定員割れを起こしてますね。
収入第2位:経常費等補助金の推移は?
経常費等補助金の推移
年度 | 2002年度 | 2003年度 | 2004年度 | 2005年度 | 2006年度 | 2007年度 | 2008年度 | 2009年度 | 2010年度 | 2011年度 | 2012年度 | 2013年度 | 2014年度 | 2015年度 | 2016年度 | 2017年度 | 2018年度 | 2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 |
経常費等補助金 | 1,079,203 | 964,041 | 1,004,094 | 935,716 | 1,002,663 | 1,158,204 | 1,072,143 | 1,087,037 | 1,019,910 | 1,014,918 | 1,168,590 | 1,334,421 | 1,393,965 | 1,401,103 | 1,471,570 | 1,489,328 | 1,629,909 | 1,559,899 | 2,050,547 | 2,332,174 | 2,321,683 |
増減値(百万円) | – | -115,162 | +40,053 | -68,378 | +66,947 | +155,541 | -86,061 | +14,894 | -67,127 | -4,992 | +153,672 | +165,831 | +59,544 | +7,138 | +70,467 | +17,758 | +140,581 | -70,010 | +490,648 | +281,627 | -10,491 |
前年度比(%) | – | -10.67% | 4.15% | -6.81% | 7.15% | 15.51% | -7.43% | 1.39% | -6.18% | -0.49% | 15.14% | 14.19% | 4.46% | 0.51% | 5.03% | 1.21% | 9.44% | -4.30% | 31.45% | 13.73% | -0.45% |
https://www.andrew.ac.jp/gakuin/approach/plan.html
2022年度 事業報告書
凄い増えてますね!
そうですね。
2019年に新学部を設立したのが増えた理由の一つでしょう。
経常費等補助金への依存度は?
経常費等補助金依存度の対比推移
年度 | 2002年度 | 2003年度 | 2004年度 | 2005年度 | 2006年度 | 2007年度 | 2008年度 | 2009年度 | 2010年度 | 2011年度 | 2012年度 | 2013年度 | 2014年度 | 2015年度 | 2016年度 | 2017年度 | 2018年度 | 2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 |
教育活動収入計(千円) | 11,572,955 | 10,946,527 | 10,587,654 | 10,428,877 | 10,286,976 | 10,312,901 | 10,553,889 | 10,760,659 | 10,237,789 | 10,403,867 | 10,519,738 | 10,747,384 | 10,407,586 | 10,471,759 | 10,363,091 | 10,365,320 | 11,030,298 | 10,868,054 | 11,328,627 | 12,036,697 | 12,153,010 |
教育活動収入ー経常費等補助金(千円) | 10,493,752 | 9,982,486 | 9,583,560 | 9,493,161 | 9,284,313 | 9,154,697 | 9,481,746 | 9,673,622 | 9,217,879 | 9,388,949 | 9,351,148 | 9,412,963 | 9,013,621 | 9,070,656 | 8,891,521 | 8,875,992 | 9,400,389 | 9,308,155 | 9,278,080 | 9,704,523 | 9,831,327 |
経常費等補助金(千円) | 1,079,203 | 964,041 | 1,004,094 | 935,716 | 1,002,663 | 1,158,204 | 1,072,143 | 1,087,037 | 1,019,910 | 1,014,918 | 1,168,590 | 1,334,421 | 1,393,965 | 1,401,103 | 1,471,570 | 1,489,328 | 1,629,909 | 1,559,899 | 2,050,547 | 2,332,174 | 2,321,683 |
9.33% | 8.81% | 9.48% | 8.97% | 9.75% | 11.23% | 10.16% | 10.10% | 9.96% | 9.76% | 11.11% | 12.42% | 13.39% | 13.38% | 14.20% | 14.37% | 14.78% | 14.35% | 18.10% | 19.38% | 19.10% |
19.1%はどうなんでしょうか?
事業報告書で経常補助金比率を確認しようとしたけど、公表されてませんでした。
余裕があれば確認してみようと思います。
収入第3位:手数料の推移は?
手数料収入:
入学検定料収入・試験手数料収入・証明手数料収入・大学入試センター試験実施手数料収入などにあたります。
手数料収入の推移
年度 | 2002年度 | 2003年度 | 2004年度 | 2005年度 | 2006年度 | 2007年度 | 2008年度 | 2009年度 | 2010年度 | 2011年度 | 2012年度 | 2013年度 | 2014年度 | 2015年度 | 2016年度 | 2017年度 | 2018年度 | 2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 |
手数料(千円) | 489,462 | 435,232 | 393,991 | 320,901 | 317,809 | 281,006 | 284,234 | 225,953 | 238,491 | 202,548 | 197,457 | 189,060 | 199,424 | 215,570 | 208,629 | 241,293 | 303,548 | 315,835 | 239,136 | 234,420 | 192,672 |
増減値(百万円) | – | -54,230 | -41,241 | -73,090 | -3,092 | -36,803 | +3,228 | -58,281 | +12,538 | -35,943 | -5,091 | -8,397 | +10,364 | +16,146 | -6,941 | +32,664 | +62,255 | +12,287 | -76,699 | -4,716 | -41,748 |
前年度比(%) | – | -11.08% | -9.48% | -18.55% | -0.96% | -11.58% | 1.15% | -20.50% | 5.55% | -15.07% | -2.51% | -4.25% | 5.48% | 8.10% | -3.22% | 15.66% | 25.80% | 4.05% | -24.28% | -1.97% | -17.81% |
手数料が凄い減ってますね。
そうですね。
少子化の影響が大きかと思います。
志願者数・入学定員・学生数の推移は?
志願者数・入学定員・学生数の推移
年度 | 2011年度 | 2012年度 | 2013年度 | 2014年度 | 2015年度 | 2016年度 | 2017年度 | 2018年度 | 2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 |
志願者数(人) | 7841 | 7599 | 8128 | 9163 | 11,377 | 12,716 | 12,720 | 15,219 | 22,909 | 23,110 | 15,682 | 14,396 | 9,903 |
増減値(人) | -242 | +529 | +1,035 | +2,214 | +1,339 | +4 | +2,499 | +7,690 | +201 | -7,428 | -1,286 | -4,493 | |
前年度比(%) | -3.09% | 6.96% | 12.73% | 24.16% | 11.77% | 0.03% | 19.65% | 50.53% | 0.88% | -32.14% | -8.20% | -31.21% | |
収容定員(人) | 5,740 | 5,740 | 5,740 | 5,960 | 5,960 | 5,960 | 5,960 | 5,890 | 5,865 | 5,920 | 6,160 | 6,360 | 6,651 |
学生数(人) | 7,190 | 7,101 | 6,963 | 6,859 | 6,723 | 6,599 | 6,508 | 6,441 | 6,322 | 6,171 | 6,429 | 6,651 | 6,360 |
倍率 | 1.37 | 1.32 | 1.42 | 1.54 | 1.91 | 2.13 | 2.13 | 2.58 | 3.91 | 3.90 | 2.55 | 2.26 | 1.49 |
志願者が激減してますね!
そうですね。
これについては外部機関による大学評価でも指摘「2021年度以降の入学志願者の展望はかなり厳しい状況」があったとこですね。
指摘通りの動きをしてますね。
支出第1位:人件費の推移は?
人件費の推移
年度 | 2002年度 | 2003年度 | 2004年度 | 2005年度 | 2006年度 | 2007年度 | 2008年度 | 2009年度 | 2010年度 | 2011年度 | 2012年度 | 2013年度 | 2014年度 | 2015年度 | 2016年度 | 2017年度 | 2018年度 | 2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 |
人件費(千円) | 6,404,569 | 6,097,481 | 6,215,977 | 5,990,285 | 6,019,250 | 6,046,993 | 6,172,994 | 6,332,159 | 6,314,142 | 6,269,571 | 6,124,974 | 6,494,459 | 5,961,706 | 6,076,815 | 6,014,967 | 6,137,494 | 6,311,369 | 6,378,394 | 6,280,357 | 6,522,202 | 6,504,717 |
増減値(百万円) | -307,088 | +118,496 | -225,692 | +28,965 | +27,743 | +126,001 | +159,165 | -18,017 | -44,571 | -144,597 | +369,485 | -532,753 | +115,109 | -61,848 | +122,527 | +173,875 | +67,025 | -98,037 | +241,845 | -17,485 | |
前年度比(%) | -4.79% | 1.94% | -3.63% | 0.48% | 0.46% | 2.08% | 2.58% | -0.28% | -0.71% | -2.31% | 6.03% | -8.20% | 1.93% | -1.02% | 2.04% | 2.83% | 1.06% | -1.54% | 3.85% | -0.27% |
人件費が少しづつ上がってますね。
本当だね。
支出第2位:教育研究費の推移は?
教育研究経費の推移
年度 | 2002年度 | 2003年度 | 2004年度 | 2005年度 | 2006年度 | 2007年度 | 2008年度 | 2009年度 | 2010年度 | 2011年度 | 2012年度 | 2013年度 | 2014年度 | 2015年度 | 2016年度 | 2017年度 | 2018年度 | 2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 |
教育研究経費(千円) | 3,331,152 | 3,087,157 | 3,289,258 | 3,524,146 | 3,550,275 | 3,668,342 | 3,710,759 | 3,512,277 | 3,011,181 | 3,036,240 | 2,954,296 | 3,209,750 | 3,071,192 | 4,052,822 | 3,047,263 | 3,127,781 | 3,451,528 | 3,692,208 | 4,419,676 | 4,378,258 | 4,557,736 |
増減値(百万円) | -243,995 | +202,101 | +234,888 | +26,129 | +118,067 | +42,417 | -198,482 | -501,096 | +25,059 | -81,944 | +255,454 | -138,558 | +981,630 | -1,005,559 | +80,518 | +323,747 | +240,680 | +727,468 | -41,418 | +179,478 | |
前年度比(%) | -7.32% | 6.55% | 7.14% | 0.74% | 3.33% | 1.16% | -5.35% | -14.27% | 0.83% | -2.70% | 8.65% | -4.32% | 31.96% | -24.81% | 2.64% | 10.35% | 6.97% | 19.70% | -0.94% | 4.10% |
事業報告書から関係する支出に関する画像を引用。
教育研究費は必要な資金ですね!
そうですね。
それでも収入が増えないと今後が厳しそうですね。
支出第3位:管理経費の推移は?
管理経費の推移
年度 | 2002年度 | 2003年度 | 2004年度 | 2005年度 | 2006年度 | 2007年度 | 2008年度 | 2009年度 | 2010年度 | 2011年度 | 2012年度 | 2013年度 | 2014年度 | 2015年度 | 2016年度 | 2017年度 | 2018年度 | 2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 |
管理経費(千円) | 810,005 | 752,289 | 656,254 | 908,165 | 892,205 | 975,560 | 982,457 | 868,194 | 694,139 | 680,107 | 700,700 | 724,741 | 790,824 | 885,385 | 811,279 | 2,357,213 | 972,468 | 909,245 | 919,191 | 986,798 | 845,272 |
増減値(千円) | #VALUE! | -57,716 | -96,035 | +251,911 | -15,960 | +83,355 | +6,897 | -114,263 | -174,055 | -14,032 | +20,593 | +24,041 | +66,083 | +94,561 | -74,106 | +1,545,934 | -1,384,745 | -63,223 | +9,946 | +67,607 | -141,526 |
前年度比(%) | #VALUE! | -7.13% | -12.77% | 38.39% | -1.76% | 9.34% | 0.71% | -11.63% | -20.05% | -2.02% | 3.03% | 3.43% | 9.12% | 11.96% | -8.37% | 190.56% | -58.75% | -6.50% | 1.09% | 7.36% | -14.34% |
管理経費:
教育研究経費と管理経費の区分について
次の各項に該当することが明らかな経費は、これを管理経費とし、それ以外の経費については主たる使途に従って教育研究経費と管理経費のいずれかに含めるものとする。
https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/030/gijiroku/05122201/005/001.htm
- 役員の行なう業務執行のために要する経費および評議員会のために要する経費
- 総務・人事・財務・経理その他これに準ずる法人業務に要する経費
- 教職員の福利厚生のための経費
- 教育研究活動以外に使用する施設、設備の修繕、維持、保全に要する経費(減価償却贅を含む。)
- 学生生徒等の募集のために要する経費
- 補助活動事業のうち食堂、売店のために要する経費
- 附属病院業務のうち教育研究業務以外の業務に要する経費
文部科学省 教育研究経費と管理経費の区分についてより抜粋
経費節減の効果ですかね?
そうかもしれませんね。
今後に期待ですね。
まとめ
大学の職員になるときに、気になるであろうところを2022年度・2023年度の事業報告書から分析してみました。
分析結果に間違いがあるかもしれませんので、ご自身で判断して頂けたらと思ってます。
この結果をご覧になってあなたの大学職員の就職・転職の参考にでもなれば幸いです。
頑張ってください。
質問や不明点等ございましたらお気軽にお問い合わせして下さい。
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